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エピソード(幻想探求編) フランス

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序章 幻の小片

あらすじ備考
世界には、記録や記憶だけに残る伝承・伝説がいくつも存在する。
それは例えば、今や失われたアレクサンドリアの大灯台。
あるいは、船乗り達の間で語り継がれる海の怪物など−−
−−そうしたものを追おうとした者たちがいた。
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1章 出会い

あらすじ備考
ハプスブルク家の支配のもと、隆盛を極めるイスパニアと神聖ローマ帝国。その強大な二国に領土を挟まれたフランスは、苦境に立たされていた。その一方、神聖ローマ帝国では、混乱する世情の水面下で、ある伝説を追う動きが起こりつつあった。
マルセイユの街中で、商人たちがフランスが陥っている苦境を嘆いている。そんなところに、ジュリアンが酒場に入っていくのを見かけたという黄色い声が響き渡った。
酒場では、ジュリアンがくつろいでいた。
そこにクラウスという男が駆け込んできて、連れのミナを助けてくれと頼んでくる。街外れの教会で兵士に絡まれているらしい。
兵士は、ドイツ訛りで噂を聞いて回るミナを神聖ローマ帝国の間者だと疑っていた。
ジュリアンは、ミナの雇い主だと偽り、兵士の追及から救い出す。
逃がしたミナは無事酒場にたどり着いているだろうか。
酒場では、カウンターの前で、ミナがうずくまっていた。どうも様子がおかしい。
酒場まで走ったせいだろうか、ミナは喘息の発作を起こしていた。酒場では、ジュリアンがくつろいでいた。
そこにクラウスという男が駆け込んできて、連れのミナを助けてくれと頼んでくる。街外れの教会で兵士に絡まれているらしい。
酒場娘のイレーヌの協力を得て、酒場の奥で休ませたものの、薬の持ち合わせが少なく不安だと語るクラウス。プレイヤーはパルマの交易所で材料を調達してくることになった
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2章 薬の調達

あらすじ備考
パルマの出航所で薬の材料を受け取っていたところ、強面の軍人と傭兵の二人組を見かけた。
国王に呼び出されているようだったが、多くを語らず、足早に立ち去ってしまった。
材料をクラウスに渡したところ、ちょうど他の材料を調達していたジュリアンも戻ってきた。これで薬の材料は揃った。
クラウスが調薬している傍らで、イレーヌとジュリアンが改めて顔を合わせる。
ジュリアンは、クラウスの依頼で、兵士に絡まれていたミナを助けたのだと語る。
そこに調薬を終えたクラウスが戻ってくる。ミナの様子も落ち着いているらしい。
クラウスは、自分がミナの使用人兼友人で、伝説や伝承を収集するミナに振り回されていると語った。
ジュリアンが去ったあと、クラウスからかなりの額の礼金を受け取ったプレイヤー。
ミナとクラウスは、しばらくマルセイユに滞在するという。
ジュリアンはミナの伝説収集に興味を示しつつ、その場をあとにするのだった。
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3章 協力

あらすじ備考
ミナの話は続く。どうやら伝承を集める件は「幻の島」探しに繋がっているらしい。
そのための手がかりになりそうなものについて、彼女は語り続けた。
伝承を集める中で、どうしてもぶつかる壁があると語るミナ。その壁を越えるために、イレーヌがある人物を推薦する。
その人物、ジュリアンに会うべく、パリに向かうのだった。
パリに着くと、ジュリアンの噂話が耳に入ってきた。相変わらず、女性に人気があるようだ。
その話の内容から、ジュリアンが博物館にいることが分かった。
パリの大展示室では、ジュリアンが美術商と商談をしていた。アルジェまで美術品を運ぶという依頼らしく、手伝いを頼まれたプレイヤーも同行することになる。
美術商からの依頼を受けたジュリアンの様子に、クラウスは思うところがあるようだった。ジュリアンはクラウスの質問には答えず、アルジェを目指そうと促した。
アルジェを目指して出航すると、バルバリア海賊の強襲を受ける。そこへ救援に現れたのは、バルタザールたちだった。
ジュリアンを送り届けると、バルタザールたちは早々にパルマに引き上げていった。
ジュリアンは預かっている美術品を届けるため、街外れに向かった。
約束の場所ではターバンの男が待っていた。預かった美術品を無事に届け、依頼は完了した。
ミナがジュリアンに、アンティリア探しを手伝ってほしいと告げた。イレーヌの推薦であることを伝えるが、ジュリアンはその話を受けない。ミナは無理強いはできないと言って引き下がり、一行はイレーヌが待つマルセイユに向かう。
マルセイユに着くと、ミナはクラウスとともにイレーヌのもとへ急いだ。
プレイヤーは、ジュリアンに帯同して、ギーズ公爵のもとを訪れることになった。
ギーズ公爵は、ジュリアンの今回の働きに謝辞を述べた。謝礼も用意されているようだった。
離宮を出ようとするジュリアンをギーズ公爵が呼び止めた。アンティリアをなんとしても自国のものにしたいギーズ公爵は、どんな援助も惜しまないと申し出るが、ジュリアンはやんわり断るのだった。
ギーズ公爵の口からもその名を聞くことになり、アンティリアに興味が湧いてきたというジュリアン。
公爵の思惑を知るためにも、アンティリアについての情報が必要と考えたジュリアンは、イレーヌのもとにいるミナに会うために酒場に向かった。
マルセイユの酒場に着くと、アゴスティノとバルタザールがいた。彼らからもアンティリアに関する情報を得られた。
ジュリアンも協力を決め、人数が増えたので、分担して調査を進めることになる。
アンティリアにイスパニアが絡んでいることを知ったジュリアンは、ますます本気になったようだった。調査のため別行動をとりたいという。
一カ月後にマルセイユの酒場で会うと約束した。
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4章 地図の検証

あらすじ備考
街の船乗りからの情報によると、ミナらしき人物は書庫の場所を聞いていたらしい。
ミナは書庫で本を借りた後、ゆっくりと本を読める場所を探してどこかに行ったようだった。
ミナは教会にいた。書庫から借りた本について話す中で、ミナが文献収集を始めたきっかけを知ることになる。
そこにジュリアンが現れ、約束の一カ月が過ぎたことを告げる。イレーヌのところに行こう。
マルセイユの酒場では、分担した調査結果について各々からの報告があった。
エンリケ航海王子にも英雄コロンにも発見できていない「アンティリア」―――
地図を手がかりに、アゾレス周辺を調べよう
酒場から出たジュリアンが通行人とぶつかる。その相手は「期待している」と彼に告げたという。
いったいどんな思惑が……?
不安を抱えながらもアゾレスに向かうのだった。
アゾレスに向かうプレイヤーたち。
ミナは、プレイヤーの船で向かうことを選んだ。
アゾレスに着き、アンティリアの調査を開始しようとしたところで、ジュリアンから別行動をとろうとの提案があった。
ジュリアンから、別行動を提案した意図を聞き、二手に分かれて調査をすると決まった。
プレイヤーは、ジュリアン、ミナとともに南西方面を受け持つことになる。
ギーズ公爵の思惑や、酒場前で聞いた「期待している」の言葉を気にするジュリアンだったが、状況を見極めるためにも公爵と距離を置くと告げると、アゾレス南西方面の調査に向かった。
アゾレス南西方面を担当することになったプレイヤーたち。
アンティリア発見の可能性について常に前向きに考えるミナに、ジュリアンが出航しようと声をかけた。
アゾレス南西沖を調べてみたが、それらしきものはなにも見つからず、アゾレスに引き返すことになった。
アゾレスに戻ると、バルタザールが海賊の襲撃を受けて帰港したとの報せが。
一行は、バルタザールのもとへ急いだ。
アゾレスの港前では、バルタザールたちが船の処置などの最中だった。あまりにもタイミングのよい襲撃に疑念を抱くバルタザール。
手分けしての調査も双方に収穫はなく、仕切り直しのためにもマルセイユに戻ることになった。
バルタザールが襲撃されたことをジュリアンも不審に思っていた。
真相を知るために一計を案じたジュリアンは、アゾレス出航所に向かった。
ジュリアンは、バルタザールたちが捕らえた捕虜から話を聞きだした。
アンティリアの価値について再び思いを巡らせながら、マルセイユへと向かうのだった。
マルセイユに着くと、ジュリアンとバルタザールから別れを告げられた。仕切り直すために、いったん解散するという。
二人から頼まれ、イレーヌのところへ戻るミナをプレイヤーが送り届けることになった。
イレーヌのいる酒場では、ミナにとって思いがけない出会いが待っていた。憧れのトラデスカントを目の前にして舞い上げるミナだったが、アンティリアに話が及ぶと落ち着きを取り戻し、アゾレスでの出来事を伝えるのだった。
ミナの話を聞いたトラデスカントは、調査の糸口を示してくれる。
その話にミナが聞き入っていると、酒場にフランス兵が入ってきた。
酒場にやってきたフランス兵は、アンティリアを探している女を捜索中のようだった。
フランス兵が探しているのはミナのことだろう。イレーヌの機転で難を逃れたミナだったが、その身に危険が迫っている。
トラデスカントは深入りしないようにと告げて去り、イレーヌもしばらくはマルセイユに近づかないほうがいいと助言するのだった。
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5章 「悪魔」のいざない

あらすじ備考
離宮にて、ギーズ公爵の商談を目撃。ジュリアンはオスマントルコとの私的取引を疑う。さらに深追いするというジュリアンは、なぜかプレイヤーにアゴスティノと共に教会まで逃げるよう指示し、ギーズ公爵に接近。直後、プレイヤーとアゴスティノは追ってきた兵から逃れて西の教会へ向かった。
逃れた先の教会で、アゴスティノは混乱したまま独り言ちた。自分たちを庇うようなそぶりを見せながら、兵士に追わせるような真似もする。腑に落ちぬまま酒場に戻るアゴスティノと別れ、プレイヤーは約束どおり教会でジュリアンを待つことにした。
しばらくするとジュリアンが来た。ギーズ公爵の信用を得て手早く情報を入手するため、プレイヤーたちを逃がしつつ追わせたらしい。その甲斐あって、アンティリアにはこの世を掌握する「権威の証」があるという情報を得た。これを携えて酒場へ向かうことに。
ミナは酒場の隅に本を積み上げ、客からアンティリアの話を聞いていた。しつこさに辟易した客が去ったあと、プレイヤーに気づいたミナはしゃべる勢いのまま、崩れる大量の本と共に床へ倒れ込んでしまった。
ミナの元にジュリアンたちが集ったところで、一行はミナの記録を目にする。伝説にまつわる人間の欲望までも露骨に記したその記録を、ミナ自身は読み物として世に残す気はないと言う。そんな中、資料から見つかった「サタナゼ」という言葉にミナが反応。書庫へ駆けていった。
ミナは、サタナゼ島のように「悪魔の島」と呼ばれる島の伝説が各地に残っていることを挙げ、アンティリアの隠れ蓑になっていると推測する。これを追究するため、地理学者のメルカトールに会うことを提案。一行は承諾するも、アゴスティノがジュリアンを呼び止めた。
アゴスティノは、離宮で逃がされたことについてジュリアンに礼を言った。その真意を問おうとするが、ジュリアンはアゴスティノも似た立場だろうと応えるのみだった。アゴスティノが去ったのち、ジュリアンは利用できるものは利用せねばと呟き、マルセイユの港へと向かった。
港ではクラウスが出港準備をしていた。交易所へ行くという彼に代わり、発作で苦しげなミナの様子を見ることに。明るい口ぶりに反し、酷く乾いた眼差しで「今を楽しみたい」と語るミナ。
やがて一行が揃い、アムステルダムの港を目指すことになった。
アムステルダムの港にはイスパニアの軍船が多数停泊していた。その中にイングランドの軍船が混じっていることが気になるジュリアンたちだったが、ミナは早くメルカトール邸へ行くよう促す。
メルカトールは複数の「悪魔の島」の情報と地理学の面からの分析を提示した。そのうえで、ミナは伝説の収集家という立場で分析すれば良いとも助言した。それを受けたミナは「悪魔の島」の追究を決め、アゾレスよりさらに北西へと向かうことになった。
メルカトール邸を出て、今後の航路について話していたところ、メルカトール邸に学者ではなさそうな男が入っていくのを目撃。さらにイスパニア兵たちが押し入っていくのを見て、不穏な雰囲気を感じたジュリアンは、早めに港に戻ることを提案する。
アムステルダムの港に戻ると、慌てた様子のアゴスティノがいた。フランス語を話す不審者が船に入り込んでいたが、逃げられたのだという。度重なる不穏な出来事に不気味さを感じつつ、ひとまずアゾレスの港を目指して出航した。
アゾレスの港に到着し、先を急ごうとするミナだが、クラウスがそれを諫めた。アゾレスで宿をとり、英気を養うことになった。
アゾレスの宿に泊まった夜、ジュリアンが部屋を出て街の一角を見つめているのを発見する。彼はプレイヤーに何事か告げようとしたものの、寝ぼけたミナの登場でそれきりとなってしまう。翌日、一行はテラ・ノヴァ方面を目指して出立した。
テラ・ノヴァ付近で「悪魔の島」を探す一行に、フランス傭兵の武装船が襲い掛かってくる。そこに現れたのは、イスパニアの海軍だった。「クロス」という言葉を耳にして興味を覚える一行だったが、ひとまず交戦の混乱に乗じてテラ・ノヴァへ逃れなければならない。
逃れた先で、一行は船を失ったフランス傭兵に出会う。傭兵は物資と引き換えに、万病を癒す聖遺物「アンティリア・クロス」の情報をくれた。権威の証ともなるそれを巡って各国が争うのは道理だが、実在の根拠は乏しい。ミナの案で、沖のイスパニア船に声を掛けてみることに。
イスパニア船に近づいた途端、遅れてきたフランス海軍がイスパニア船を襲撃。巻き込まれたイングランド船に助けられ脱出を試みていると、ハイレディンまで介入する。彼は当初フランスと共にイスパニア船を襲うも、その後フランス船まで砲撃した。一行は混乱したままボストンへ。
一行は先の混戦を振り返る。ハイレディンが聖遺物の存在を騙って漁夫の利を狙った可能性もあるが、疑問は尽きない。クラウスの提案で、ミナはバルタザールと共にロンドンへ。一方ジュリアンとプレイヤーはオスマントルコを探るため、マディラに向かうこととなった。
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6章 霞む幻影

あらすじ備考
ジュリアンとの会話中、オスマントルコ兵の襲撃でジュリアンが負傷。生け捕りを指示したというハイレディンが現れ、オスマントルコ内に他の敵がいることを示唆する。
そこにバルタザールがジュリアンらの開放を求めて現れた。ハイレディンは交渉に応じるらしい。
バルタザールはテラ・ノヴァ沖にいたイングランド海軍士官から情報を得て救援に来たという。ハイレディンとの問答のうちに生まれたのは、クラウスへの疑念----本当に彼の誘導があったのならば、ミナが危ない。ロンドンに向かわねば。
ロンドンの港で、イングランド海軍士官のライザと商人のアルヴェロに出会った。ミナはクラウスに伴われて、海路でアムステルダムに向かったという。アムステルダムの港に向かおう。
アムステルダムの港には、以前メルカトール邸を訪れていたフレデリクがいた。ネーデルラントの運び屋に過ぎない彼でも、アンティリアを巡る各国の争いは聞き及んでいるらしい。危険といわれても、ここで止まるわけにはいかない。港の端に向かったというミナを追わなければ。
ミナを見つけるも時すでに遅く、クラウスの仲間の手によって捕らえられてしまった。
企みに勘付かれたと知ったクラウスは、アンティリア・クロスは各国を争わせるための作り話だったと明かし、すでに乱れた世を喜びながら、仲間にミナを連れて行かせた。
残された一行は、次の一手を探り始めた。バルタザールにはなにか考えがあるらしく、伝説に関する真実を追うという。一方ジュリアンは、ミナの行方とクラウスの正体を探ると申し出る。しばらく個別に調査したのちに、マルセイユかプレイヤーの立ち寄りそうな港に連絡を入れると約束した。
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7章 暗中の対峙

あらすじ備考
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8章 光の導き

あらすじ備考