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物語 †
祖国独立を夢見る血気盛んな若者たち。
そんな彼らに多大な影響力を持つ2人の男、主戦派のホールンと穏健派のエグモントは折り合い悪く、独立運動はまとまりを欠いていた。
ある日あなたは、そんな両者と親交のある運び屋フレデリクに遭遇する。
序章:旅立ち †
- あらすじ
バルト海における交易で、大きく発展しつつあるネーデルランド。
その最大の都市アムステルダムで、プレイヤー名は航海者としての一歩を踏み出した。
1章:あらがう若者たち †
- あらすじ
この頃ネーデルランドはイスパニアの属領でありイスパニアの重臣アルバ公は、重税を課すなど、ネーデルランドへの圧迫を強めていた。
不満を募らせた若者たちは独立運動を起こすが、アルバ公は腹心の軍人イネスに命じ、これを厳しく取り締まった。
ここは、アムステルダムの広場。街の人々を前に若者ホールンが演説していた。ネーデルランド独立の必要性を説き、アルバ公と戦うべきだと訴えているのだ。
そこへ、イスパニア兵の襲来を告げる声。
ホールンは迎え撃とうと呼びかけるが、応じる者はいない。
すると、どこからか男が現れ、あくまでも戦おうとするホールンを諌める。フレデリクと呼ばれた男はホールンを逃がし、その場に残る。
やがて、フレデリクとプレイヤー名は、イスパニア兵に取り囲まれる。
兵にホールンの行き先を問われたフレデリク。彼は嘘を教え、かく乱しようとするが、イスパニア兵の指揮官イネスに見抜かれそうになる。
しかし、プレイヤー名が口裏を合わせたことで、イネスは部下と共に去っていく。
フレデリクは、プレイヤー名をすっかり気に入り、一杯おごるからと酒場へ誘う。彼の仕事は、豆一粒から軍艦まで、何でも運ぶ運び屋だという。
フレデリクは酒場で、改めてプレイヤー名に独立運動組織を率いるホールンを紹介する。ホールンは、プレイヤー名がイスパニア兵を追い返すのに協力したと聞き、自分の組織に勧誘する。
フレデリクがその場をとりつくろい、ことなきを得るが、そのフレデリクもまた、ホールンが仲間に加えようとしている人物だった。
フレデリクは酒場を出ようとするプレイヤー名に、強引に手紙を預ける。そして、総督官邸のエグモント政務官に届けてほしいと頼み込んだ。
フレデリクの手紙入手
総督官邸では、商人が政務官エグモントにイスパニアの介入をいつまで許すのかと陳情していた。エグモントは、ネーデルランドにはイスパニアに抗する力はなく、アルバ公の逆鱗に触れれば、独立は成しとげられなくなると商人を諭した。
その弱気な姿勢に、商人は陳情をあきらめる。
預かってきた手紙を、エグモントに渡すプレイヤー名。手紙には、ポルトガルのサルミエント商会が、エグモントへの資金提供を断ったと記されていた。
肩を落とすエグモント。彼もイスパニアの干渉をはねつけたいと考えていた。しかし、そのための資金を調達できずにいたのだ。そんなエグモントの考えを理解する者は少なく、実力行使に出る者までいて、アルバ公の介入に拍車がかかるばかりなのだという。
エグモントの苦悩する姿に同情しつつ、総督官邸をあとにするプレイヤー名。
歴史書入手
2章:幼き日の記憶 †
- あらすじ
港前でフレデリクに話しかけるとスタート
条件:30日経過でイベント発生
数日後、プレイヤー名は、フレデリクと再会する。フレデリクは、依頼された品をハンブルグに受け取りに行くところだった。彼は、自分の船だけでは運びきれないので手伝ってほしいと頼んでくる。
フレデリクの船は、速度を重視するために船倉が小さいのである。
ハンブルグに着いた二人は、取引相手の闇商人テルボルヒを探してまわる。
二人はテルボルヒを見つけ、荷物を受け取る。
すると、背後からフレデリクを呼ぶ声がする。
声の主は、イングランド海軍のゴードンだった。
フレデリクとは、ミドルトン卿ウィリアムとその妹ライザを通じての古なじみだという。
そのライザも街にいると知り、フレデリクは久しぶりに会いたいとゴードンに告げる。
そのとき、港のほうで騒ぐ声。フレデリクはゴードンと共に、様子を見にいく。
港では、フレデリクの船がイスパニア兵によって接収されようとしていた。
フレデリクは危険を察し、ライザと会うのはあきらめ、いったん身を隠すとゴードンに告げる。またプレイヤー名には、受け取った荷物を自分の代わりにホールンに届けてほしいと頼み、去っていく。
3章:相容れぬ主義 †
- あらすじ
アムステルダムの広場でホールンに話しかけるとスタート
ホールンのもとを訪ねるプレイヤー名。
ホールンは、プレイヤー名がフレデリクの代理として荷物を運んできたと知り、大喜びで迎え入れる。
20,000D入手
そこにホールン派の兵士が駆けつけ、組織への参加を希望している青年がいると告げる。
ホールンはプレイヤー名に青年の人物を見極めてほしいと依頼。工房裏の路地へ向かう。
ホールンは青年に、独立を勝ち取るには、強硬な手段が必要だと語る。危険は覚悟のうえで来たという青年を、すでに気に入っている様子。
そこに、またホールン派の人間が来て、酒場でエグモントがホールンを批判していると知らせる。
ホールンは激昂し、酒場へと走っていく。
エグモントは、ホールン派の若者に、行動に出るよりまず力を蓄えるべきだと訴えていた。そんなエグモントに殴りかかるホールン。そして、仲間をたぶらかすなと怒鳴りつける。
エグモントは、ホールンのやり方を批判し、酒場から逃げ去っていった。
4章:フレデリクの周旋 †
- あらすじ
ヘルデルに上陸するとスタート
条件:30日経過でイベント発生
何日かたったある日、ヘルデルに寄港したプレイヤー名は、偶然フレデリクと再会する。ハンブルグで別れたあと、なんとかイスパニア兵から逃げのびたのだという。
フレデリクはプレイヤー名に、ホールンとエグモントが争っていると聞かされると、一枚のメモを差し出し、エグモントに渡してきてほしいと頼み込む。
フレデリクのメモ入手
プレイヤー名から渡されたメモを読んだエグモントは、すぐフレデリクの邸宅へ連れていってほしいと頼み込む。
メモには、ロンドンのダケット商会が、資金を援助すると書かれていたからである。
喜び勇んでやって来たエグモントに、フレデリクは資金援助の件は嘘だと明かす。
怒るエグモント。フレデリクは、独立のためにと商人に援助を求めたところで、信用がなければ協力してもらえない。ホールンと手を組んで兵をそろえ、商人の信用を得てはどうかと勧める。
だがそこへ、エグモントの部下が報告に訪れる。
ホールンがまた、イスパニア兵を襲撃したというのだ。総督が窮地に追いやられると、青ざめるエグモント。
「展望のない連中とは手を組めない」と言い放ちフレデリク邸から立ち去っていく。
フレデリクは、次の説得の機会を待つしかないとあきらめ顔でつぶやく。
15000D入手
交易名声40獲得
5章:対立の原点 †
- あらすじ
アムステルダムに寄港するとスタート
条件:日数経過、他にもなにかあるかも?
ホールンが襲撃事件を起こしたことで、イネスはネーデルランド弾圧の口実を得る。そして彼女は独立運動の関係者を次々に逮捕する。
プレイヤー名も、街でイスパニア兵に呼び止められ、連行されそうになる。しかし、そこに現れたフレデリクに助けられる。
息をつく間もなく、今度は船乗りがフレデリクに助けを求めに来る。酒場で、ホールン派とエグモント派の若者たちが、いざこざを起こしたというのだ。
「こんなときに何やってんだ!」と、酒場へ駆けていくフレデリク。
プレイヤー名が酒場に行ってみると、喧嘩はすでに収束していた。フレデリクは、これから言い分を聞くところだという。
ホールン派とエグモント派、双方から事情を聞くフレデリク。両派の若者は、相手の考え方を認めるわけにいかないと、口をそろえる。
聞けば、両派の争いの遠因は、ホールンがエグモントを中傷したことと、エグモントがホールンを騙したことだった。
フレデリクは、以前はホールンとエグモントの仲が良かったことを知り、二人の指揮官に会って、関係が悪化した原因を探ろうとする。
そして、ホールンが身を隠すカレーへと向かう。
プレイヤー名とフレデリクは、ホールンと再会する。
ホールンの組織は資金繰りに困っている様子だった。それはさておき、エグモントとの確執について聞くフレデリク。
ホールンは、騙されたのは自分ではなく妹のアマリアだと話しはじめる。アマリアと恋仲にあったエグモントは、突然、一方的に別れを告げ去ったというのだ。アマリアは、傷ついた心を癒すため日々祈りを捧げているらしい。
ホールンから貴重な情報を得た二人。
今度は、エグモントのもとへ向かう。
エグモントのもとへ着いた二人は、彼にアマリアとの過去について尋ねる。エグモントはアルバ公の圧政に苦しむ人々を見て、独立運動に身を投じると誓い、そのためにアマリアに別れを告げざるを得なかったと語る。
対立の原因がアマリアにあるとわかった二人は、本人からことの真相を聞き出そうとする。
アマリアは祈りを捧げる日々だというホールンの言葉から、教会へと向かう二人。
6章:振り回す女 †
- あらすじ
予想通りアマリアは教会で礼拝していた。
彼女は自分のもとを去っていったエグモントが、必ず戻ってくると信じ、祈りを捧げていたのだ。
プレイヤー名とフレデリクは、エグモントについて尋ねる。
つらく悲しい別れを思い出し、涙ぐむアマリア。
エグモントは自分を捨て、他の女のもとへ走ったのだと訴える。
フレデリクは、アマリアが誤解していると説くが彼女の耳には届かない。
それでも必死に説得するフレデリクらの姿に、ついに心を動かされるアマリア。アマリアは二人にある頼みごとをし、それを果たせば話を信用するという。頼みとは、敵国イスパニアで、金刺繍のショールを購入するというものだった。
アマリアの頼みを引き受けたプレイヤー名とフレデリクは、イスパニアへ向け、出港準備を整える。
この先は西地中海の入港許可証が必要
出航所で、役人に行き先を尋ねられたアマリアはイスパニアまで買い物に行くと答える。すると、近くで話を聞いていた男が絡んでくる。敵国を利する行為だ、と。しかし、フレデリクが気転を利かせ、その場を上うまく切り抜ける。
こうして一行は、無事、アムステルダムをあとにする。
プレイヤー名たちは、バレンシアの行商人から金刺繍のショールを購入する。所望の品を手に入れてよろこぶアマリアは行商人にネーデルランドでの行商をすすめる。ネーデルランドがイスパニアの支配下になれば、商いに行くかもしれないと笑う行商人。
その言葉に、アマリアは顔を曇らせる。
50000D支出
目的を果たした一行は、ネーデルランドへ向け出航する。
冒険名声60獲得
帰国後、アマリアは約束通り、フレデリクに全面的な協力を誓う。
ホールンとエグモントの和解に、活路を見出したフレデリクは、次なる作戦を練るべく、プレイヤー名とアマリアを自宅へ案内する。
50000Dの返却を受ける
邸でフレデリクは、ある作戦を提案する。ホールンとエグモントを、強引に対面させ、その場で二人を説得しようというのだ。
それは失敗すれば関係をさらに悪化させる、イチかバチかの賭けだった。しかし、プレイヤー名は賛同し、エグモントを誘い出すべく総督官邸へと向かう。
資金提供契約書を入手
7章:和解 †
- あらすじ
総督官邸を訪れたプレイヤー名はアマリアの誤解が解けたとエグモントに伝える。安堵するエグモントにニセの書類を渡し、総督官邸から誘いだすプレイヤー名。そして、エグモントをホールンとの会談の場となるボルドーの酒場に案内する。
ボルドーの酒場。そこでホールンとエグモントは予期せぬ出会いに仰天し、アマリアのことで激しく罵り合う。
そこへフレデリクに連れられたアマリアが入ってくる。アマリアは、ことの発端は自分の勘違い、争うのはやめてほしいと二人に懇願する。驚くエグモントとホールン。
すかさずフレデリクが、組織を率いるホールンと政務官という立場のエグモントの両者が抱える問題点を指摘。二人が組めば、互いの欠点を補えると持論を展開する。その言葉に、突き動かされるエグモントとホールン。ついに、活動資金の調達を条件に手を組むことを約束する。
ようやく和解にこぎつけたフレデリクは、独立運動組織の活動資金を調達すべく、プレイヤー名と共にアムステルダムの豪商、ビッケルのもとへ急いだ。
フレデリクは、豪商ビッケルに独立運動組織への融資を持ちかける。が、ビッケルは興味を示さない。だがフレデリクがホールンとエグモントが組むことを伝えると、次第に目を輝かせる。こうしてフレデリクは、融資の取り付けに成功する。
交易名声60獲得
活動資金を得たことで、かねてからの約束通り、ホールンとエグモントは手を組むこととなる。新たな組織『海の旅団』が結成され、ホールンが司令官に、エグモントがその補佐に就任する。こうして、ネーデルランドの独立運動に、新たな歴史が刻まれることになる。
『海の旅団』の結成という偉業を成し遂げたフレデリク。しかし、組織をホールンとエグモントに任せ、自分は仕事に戻るという。するとアマリアも、「新たな恋を見つけた」と、フレデリクについていく。
活動を開始した『海の旅団』。近づく敵艦隊をことごとく駆逐しているという。プレイヤー名は、司令官ホールンがアムステルダム近海を巡視中であると聞く。
ホールンの船と遭遇したプレイヤー名。その時敵と思しき船影を発見、臨戦態勢に入る。ホールンは、プレイヤー名にも協力を要請する。
イスパニア艦隊との戦闘(戦闘用キャラック*3)
(戦いに参加せずに傍観してると、ホールン達は負けてしまう)
(冒19/交17/戦11、キャラック(中型)、デミキャ10+10+8、海事(砲術、修理、応急処置のみ)、資材30/弾薬20、旗艦撃破を狙えば長期戦になることも無い、08/06/28)
名工の大工道具2入手
見事、敵艦隊を撃破したプレイヤー名と『海の旅団』。ホールンは、アルバ公との戦闘を有利に進めるため、北の湾を目指すと告げ、プレイヤー名と別れるのだった。
『海の旅団』の活躍によって、イスパニアの脅威をはねのけていくネーデルランド。アムステルダムは独立を果たしたかのような錯覚に酔いしれ、活気に満ちあふれる。
8章:弾圧強化 †
- あらすじ
アムステルダムに寄港すると発生
条件:30日以上の航海
ある日プレイヤー名は、街で医薬品が不足していることを知る。イスパニア軍の動きが活発になり、負傷者が出たらしいのだ。
プレイヤー名は真相を確かめるべく、フレデリク邸へ向かう。
邸内では、ホールンとエグモント、それにフレデリクが、悲痛な面持ちで協議している。
イスパニア軍による、『海の旅団』への弾圧が本格化し、それにより、街の人々への被害が出てきているという。
フレデリクは、まず続出する負傷者を救うため、医薬品を入手すべきだと主張。プレイヤー名に、アレクサンドリアの商人から医薬品を購入するのを手伝ってほしいと頼み込む。
アレクサンドリアに向け、出航準備を整えるプレイヤー名。フレデリクは、東地中海への入港許可状を持っているのであれば、すぐに出航してほしいという。
プレイヤー名とフレデリクは、アレクサンドリアに着く。目当ての商人は、店を持たず路上で商いをしている行商人だという。
行商人を見つけたフレデリクは、さっそく交渉に入る。弁別巧みに、医薬品のほか食料や日用品の仕入れも考えていると告げ、交渉を有利に進めるフレデリク。やがて行商人は取引を承諾する。
こうして医薬品を入手する段取りをつけた二人はアムステルダムへと引き返す。
帰港した二人に、出航所役人は、総督に成果を報告するように勧める。
こうして、プレイヤー名は総督官邸へ、フレデリクは『海の旅団』のもとへ、それぞれ報告に向かうこととなる。
プレイヤー名は、ネーデルランド総督に謁見。総督は、医薬品購入のメドが立ったことを聞き、安堵する。プレイヤー名はその功績により恩賞を授かることに。
30,000D入手
海軍出動要請書入手
交易名声を100獲得
9章:最悪の再会 †
- あらすじ
条件:30日経過でイベント発生
しばらくたったある日、プレイヤー名はアムステルダムの酒場で、『海の旅団』の船員と出会う。
近況をたずねると、船員は気がかりなことがあるという。妙な胸騒ぎをおぼえたプレイヤー名は、ホールンとエグモントがフレデリク邸へ向かったと聞き、酒場をあとにする。
フレデリク邸では、フレデリクがホールンとエグモントから依頼を受けたところだった。
依頼はジブラルタル海峡付近で消息を絶った、医薬品を運ぶ『海の旅団』輸送船の行方を調査するというものだった。
ホールンとエグモントは、プレイヤー名にも協力を要請。プレイヤー名は依頼を引き受ける。
セウタの酒場で、プレイヤー名とフレデリクは、輸送船の情報を手に入れる。
船は沈められ、負傷した乗員たちは、街で療養しているという。
そこへ偶然『海の旅団』の兵士が現れる。
兵士の話を聞き、フレデリクは凍りつく。輸送船を撃沈したのは、イングランド海軍ミドルトン家の船だと判明したからである。
衝撃の事実を受け入れられないフレデリク。真相を確かめるべく、プレイヤー名と共に、ロンドンのミドルトン邸へと急ぐ。
ロンドンに着くなりミドルトン邸に駆けこむフレデリク。突然の来訪者に驚くライザに、彼女が攻撃したのは、独立運動組織の船だと告げるフレデリク。
ネーデルランドの置かれている立場や、自由と未来のために戦う組織の存在を知っていたライザは、ショックのあまり卒倒してしまう。
驚いたフレデリクはゴードンと共に、医者を連れてこようと邸宅を飛び出した。
邸宅を飛び出したフレデリクとゴードンの前に、『海の旅団』の兵士が駆けこんできた。イネス率いるイスパニアの艦隊がアムステルダム近海へ押し寄せているという。
『海の旅団』の応援のため、フレデリクは、やむをえず別行動をとることとなった。
一方、プレイヤー名とゴードンは、すぐさま医者を連れてミドルトン邸に戻った。
ライザは過労と診断され、しばらく自宅で療養することとなる。
冒険名声60獲得
独立運動組織に損害を負わせ、ネーデルランドの人々に迷惑をかけたことを悔いるライザ。
せめてもの罪滅ぼしにと、沈めた船が積んでいた医薬品を手に入れるため、ゴードンを向かわせているとプレイヤー名に話す。
ミドルトン邸を出ようとするプレイヤー名に、ライザは、今後もフレデリクの力になってほしいと頼む。
プレイヤー名は、ライザの切なる願いを快く引き受けるのだった。
10章:悲傷を乗り越えて †
- あらすじ
アムステルダムの出航所で、プレイヤー名は、『海の旅団』の兵士に呼び止められる。
イスパニア軍との戦闘で、ホールンの身に何かが起こったらしいというのだ。
プレイヤー名は、皆の待つフレデリク邸へと急ぐ。
プレイヤー名が奥の部屋に通されると、フレデリクやエグモント、アマリアに囲まれて横たわる、ホールンの姿があった。彼は先の戦闘で瀕死の重傷を負っていた。
だがホールンは、『海の旅団』を率い戦った日々を悔いることはなかった。
そして「胸を張って生きることは、死ぬことよりも難しい」との言葉を最後に、息を引き取る。
ホールンの死に、邸内は深い悲しみに包まれる。そこへエグモントの配下が駆けつける。
アルバ公は議会への圧力を増し、議会では『海の旅団』を国外追放せよ、との声もあがっているという。
戦力と信頼を失った『海の旅団』は、新たな寄港地を探し当てるまで各地に散ることを決断する。
出立しようとするプレイヤー名をフレデリクが呼び止める。
ライザが快方に向かっていることを聞き安堵するフレデリクであったが、ライザの兄・ウィリアムが逮捕されたことを知ると一転険しい表情になる。
そして、事件の真相を探ってほしいとプレイヤー名に依頼し、足早に去っていく。
11章:冤罪 †
- あらすじ
(まずはロンドン広場の商人NPCと会話する)
プレイヤー名はウィリアム逮捕の真相を確かめるべく、ロンドンを訪れる。まずは、多くの情報を得るため、酒場へ向かう。
ウィリアムがキリングリュー伯爵に逮捕されたという情報を得て、プレイヤー名は王宮へと向かう。
プレイヤー名は王宮に着くが、衛兵に行く手を阻まれる。しかし、暗に要求された賄賂を渡し、事件の一端を知る。
賄賂1000D出費
ウィリアム逮捕はイスパニアの密偵の自供によるもので、容疑は国家への反逆だという。
この情報をフレデリクに伝えるため、プレイヤー名は、アムステルダムに帰る。
フレデリク邸を訪ねたプレイヤー名は、アマリアに出迎えられる。彼女はフレデリクと婚約し、留守を預かっているという。
プレイヤー名は、フレデリクが『海の旅団』と共にカーボヴェルデへと旅立ったと聞く。
こうしてフレデリクに会うべくカーボヴェルデを目指すこととなった。
12章:新生する旅団 †
- あらすじ
出航準備を整えるプレイヤー名。アルバ公が各地に艦隊を派遣し、『海の旅団』の拠点を探しているという噂を聞く。
カーボヴェルデに着いたプレイヤー名はフレデリクやエグモントらと再会。
彼らにアルバ公が『海の旅団』の動向を探るべく艦隊を派遣していることを伝え、注意を促した。
50,000D入手
戦闘名声100獲得
またプレイヤー名は、フレデリクにウィリアム逮捕の真相を伝える。
話を聞いたフレデリクは密偵の自供に不審を抱き、キリングリュー伯爵とアルバ公とのつながりを疑う。
一方、ホールンの後任として司令官となったエグモントは、アルバ公との衝突を避けるべくさらに南へと隊を移動させるという。
後発隊として、警戒を続けていた『海の旅団』の兵士が、正体不明の艦隊がカーボヴェルデに近づいてくるのを発見する。
すでに本体が出航した今、洋上の戦闘に勝ち目がないと、フレデリクは陸上での戦いを指示する。
やがてフレデリクとプレイヤー名は、敵と思しき兵を、近くの邸宅に拘留したとの報告を受ける。
尋問のため、邸宅へと向かう二人。
邸宅に着いたフレデリクとプレイヤー名は、一瞬、目を疑う。捕縛されていたのはライザとゴードンだった。
ライザは入ってきたのがフレデリクだと気付くや自分の犯した過ちを謝罪する。そんなライザを咎められるわけもなく、フレデリクはいたわりの言葉をかける。
ライザは、キリングリュー伯爵の命令で、来たという。それを聞き、フレデリクは『海の旅団』の壊滅を企むアルバ公とキリングリュー伯が結託していると確信する。
そして、イングランド海軍と『海の旅団』の無益な戦いを避けるため、ライザにウィリアム逮捕のきっかけとなったイスパニアの密偵を捜し出し、真実を聞き出してほしいと頼む。
出発を前に、ライザを励ますフレデリク。別れを惜しむかのように、フレデリクはライザを浜辺へと誘う。
浜辺にたたずむ二人。フレデリクはさりげなくライザへの想いを伝える。
困惑したような表情を見せるライザ。
フレデリクは気まずい雰囲気を振り払うかのように、アルバ公とキリングリュー伯爵の結託の証拠を見つけると誓う。
密偵の探索に向かう、ライザとゴードン。
フレデリクもまた『海の旅団』と合流すべく、旅立っていった。
13章:謁見を目指して †
アムステルダム港に入港してスタート
条件:12章終了から30日以上経過
- あらすじ
アムステルダムに帰ったプレイヤー名。
イスパニアは、議会に使者を送り『海の旅団』の関係者を引き渡すよう、迫っているとのこと。
プレイヤー名は、フレデリクの屋敷を訪れる。
このままでは、独立勢力が消滅してしまうと危惧したフレデリクは、『旅団』を本国近くまで帰還させようと画策する。
独立の旗手であるエグモントさえ帰還すれば国内の独立派が勢いを取り戻すだろうとの、目論見があるためだ。
しかし、ただ帰ってきては、みすみすアルバ公の餌食になるようなもの。
そこで、フレデリクはイングランド海軍を戦いに巻き込み、敵戦力を分断しようと決断する。
そこへ思わぬ訪問者が現れる。ライザであった。
ライザはフレデリクとプレイヤー名に、ある相談を持ちかける。
『旅団』とイングランド海軍が提携できないか。
望んだ話が向こうから転がり込んできたこともあり、フレデリクはこれに賛同。
イングランド女王との交渉の根回しを引き受け、プレイヤー名と共にロンドンへ。
ミドルトン廷でゴードンから情報入手
財務官トマス・グレシャムを説得すれば、女王に近づけるとの伝言を受けた二人は、トマスの屋敷があるプリマスへと向かう。
提携案を聞いたトマスは、実力次第では力を貸してもよいと言い、ロンドンの商館から15日以内に財務表をとってくるよう命じる。
ロンドン商館街のNPCから財務表入手
無事、財務表を受け取った二人は、再びプリマスへ戻る。
天使の置時計入手
交易名声100獲得
この働きにより、二人を信頼に値すると判断したトマスは、『旅団』との提携を女王に進言すると約束する。
ただし、女王の判断が下るまでには、数日の猶予が必要だという。
そこで二人は、呼び出しがあるまで、いったん、それぞれの仕事に戻ることにする。
10日以上経過
後日、トマスの呼び出しを受けたプレイヤー名。
女王は提携案を、おおむね了承したとのこと。
そこで、プレイヤー名とフレデリクは、『旅団』の団長であるエグモントを連れ、ロンドンの王宮に出頭することに。
フレデリクは、アムステルダムで落ちあおうと告げ、ライザを迎えに行くため、去っていく。
14章:熱帯の追走 †
- あらすじ
(アムステルダム港前噴水からスタート)
アムステルダムにて、フレデリク、ライザ、ゴードンと合流したプレイヤー名。
ライザたちは、謁見の機会に乗じて、ミドルトン卿の冤罪を晴らしてやろうと、鼻息も荒い。
一行は『旅団』に会うべく、アフリカ南部のルアンダを目指すことに。
ちょうどその頃、港ではネーデルランドの民間船が、イスパニアの哨戒艦隊の攻撃を受けていた。フレデリクはこれを見逃すわけにはいかないとイングランド女王の認可を盾に反撃を決意する。
軽ガレオン級4隻と戦闘
(冒/交/海=25/20/14、ピンネース、ハイペリエX32、海事(砲術/修理/回避/水平/応急)で辛勝)(08/08/09)
戦闘後名工の大工道具を5入手
見事、敵艦隊を撃破したプレイヤー名たち。その戦利品の中から暗号で書かれた書簡を見つける。
一行はようやくルアンダに到着。
だが、そこにイスパニアの追討艦隊が迫る。
プレイヤー名の活躍で、何とかこれも撃破した一行は、エグモントの居場所を聞くため、ルアンダに駐屯する『旅団』兵士の元へ。
重キャラック級3隻と戦闘
戦闘後、名工の大工道具10を入手
ルアンダに再上陸後『海の旅団』兵士から修理代50000Dを入手
戦闘名声を100獲得
兵士によれば、エグモントはイスパニアの追求を逃れ、さらに南へ向かったという。
そこへ、ゴードンが駆け寄ってくる。
アムステルダム沖のイスパニア船から見つけた書簡の暗号が解けたらしい。
書簡は、アルバ公がキングリュー伯爵へ宛てたもので、イングランド海軍を弱体化するよう催促する内容だった。
もはや一刻の猶予もないことを悟った一行は、エグモントを探すべく、南へ進路をとる。
アフリカ南端の街・ケープに到着した一行。
港に停泊する艦船を見て、エグモントがここに滞在していることを確信する。
久しぶりに再会したエグモントとフレデリク。エグモントは、イングランドとの提携を快諾。さっそく、女王の待つロンドンの王宮へ向かう。
王宮で、とうとう女王との謁見を果たした一同。
女王は、『旅団』が沿海警備の任につく見返りにロンドン港を自由に使うことを許す。
そして、提携の功労者として、フレデリクに恩賞を与えようとする。
だが、彼はそれを、真の功労者であるプレイヤー名に与えて欲しいと固辞。
50,000D入手
さらには、もう一人の功労者としてライザを紹介する。
ライザは、ここぞとばかりに兄の冤罪を訴える。
密偵とアルバ公の密書。
二つの動かぬ証拠を前にしては、女王といえども過失を認めざるを得なかった。
ただちに釈放されるウィリアム。
自らの過ちを謝罪した女王に、ライザは改めて忠義を誓うのだった。
王宮を出た一行は、お互いの健闘を称えあうと、それぞれの任務へと戻っていく。
プレイヤー名とフレデリクもまた、ひとまず、アムステルダムへ戻ることに。
アムステルダムでは、『旅団』帰還の噂が、まことしやかに囁かれていた。
プレイヤー名たちの証言で、エグモントの帰還が事実だと知った独立派貴族たち。
彼らは、穏健派の蟄居令を無視し、『旅団』と共に戦うことを誓う。
フレデリクは、 プレイヤー名 にひとまず別れを告げ、いずれ来たるイスパニアとの戦いに向け、武器の調達にでかけていくのだった。
15章:胸を張って生きるために †
アムステルダム広場で若者に話しかけるとスタート
条件:14章終了から30日以上経過
- あらすじ
ある日、アムステルダムの街角で、独立派を支援する若者とであったプレイヤー名。
注文した武器を早く届けるよう、フレデリクへの伝言を託される。
屋敷に行くと、フレデリクの元には、武器の注文が殺到しており、大忙しの様子。
来たついでに、ロンドンで居候中の『旅団』に、軍資金を届けてやってくれと依頼されてしまう。
しかし、ロンドン港では、その『旅団』の団員たちが、イングランドの監察官ともめていた。
命懸けで戦っているにも関わらず、礼もなければ船の補修費用すら出さないイングランド側の対応に、団員たちの不満が噴出。
一食触発となるが、団長エグモントが部下の非礼を詫び、その場を収める。
プレイヤー名から軍資金を受け取ったエグモントは、自分たちの窮状を察してくれたフレデリクに感謝する。
そして、金を届けてくれた礼として、プレイヤー名を酒場へと誘う。
エグモントは、プレイヤー名から、祖国で独立の気運が高まっていることを聞き、喜ぶ。
しかし、団員たちは複雑な表情。なぜなら、今の彼らは、イングランドの沿海警備に追われており本国の独立派を支援する余裕などないからだ。
前団長ホールンの戦死以来、『旅団』は苦しい放浪を続けてきた。
それを乗り越え、やっと北海に戻ってきたかと思えば、結局は無給でこき使われる毎日。
「いつまで、くすぶってなきゃならない」
そう愚痴る団員に、エグモントは、いずれ時期はくると諭す。
そこに、伝令が駆け込んでける。
イスパニアがインディアスの地で鉱山を発見し、近く、金塊の輸送船団が現地を出航するという。
金塊を根こそぎ奪えば、自前の港も手に入ると、団員たちは色めき立つ。
だが、エグモントは遠方にまわす余剰戦力がないことを理由に、襲撃を断念。
団員たちに翌日の沿海警備に備え、休んでおくよう命じ、去っていってしまう。
その翌日、プレイヤー名は、出向所の役人から、密かに一通の手紙を託される。
それは、エグモントがフレデリクに宛てたものだった。
フレデリクから20,000D入手
手紙には、部下たちに過酷な立場を強いてしまったことへの悔恨の念、そして今回の輸送船団襲撃に賭ける決意が綴られていた。
それを読んだフレデリクは、愕然とする。
インディアスの金鉱など、儲け話に敏感な彼ですら、聞いたことがない。
つまり、輸送船団の話は、敵が掴まされた偽情報である可能性が高い。
プレイヤー名とフレデリクは、エグモントに襲撃を思いとどまらせるべく、ロンドンへと急ぐ。
だが、すでにエグモントは、沿海警備の任務を途中放棄し、インディアスへ向かった後だった。
エグモントが監察官に残した言葉を聴いたフレデリクは、その覚悟の重さに戦慄する。
「胸を張って生きていくために、この機だけは逃すわけにはいかないのです」
「胸を張って生きる」とは、前団長ホールンが死に際に残した言葉だった。
「あいつを死なせるわけにはいかない」
二人は、『旅団』が向かったハバナ港を目指す。
ハバナでは、出撃の時を待っているエグモントの姿があった。フレデリクは、エグモントに慎重さを取り戻すように訴える。
すると、そこに、イスパニア艦隊出現の報らせがもたらされる。
現れた船は、輸送船ではなく、武装した軍艦ばかりとのこと。まさに、フレデリクが恐れていた通りの展開だった。
『旅団』は、その機動力を生かし、艦隊を散開させて撤退することに。
集合は、サントドミンゴ沖と決まる。
16章:イネス迫撃 †
- あらすじ
何とか虎口を脱し、サントドミンゴ沖で合流した『旅団』とプレイヤー名たち。
だが、そこに猛追してくる艦影があった。
イスパニアの女軍人・イネスの艦隊。その旗艦はかつて、フレデリクから接収した高速艦である。
戦闘(海の旅団加勢アリ)
名工の大工道具獲得
戦闘名声200獲得
プレイヤー名の活躍で、何とかイネスを撃退した物の、『旅団』は多数の重傷者を出してしまう。
インディアスでは、治療することもままならないため、一行はロンドンまで逃げ戻ることに。
ようやくロンドンに到着し、救援を求める団員たち。だが、街の住民は、沿海警備を途中放棄した『旅団』に冷ややかな態度を見せる。
このままではらちが明かないと見たフレデリクたちは、手助けしてくれる者を探しに出かける。
ミドルトン邸に行くが、ライザとミドルトン卿は任務で留守にしており、屋敷の者までも出払っているとのこと。
エグモントは「考えがある」と言い、思いつめた表情で、屋敷を出て行ってしまう。
エグモントは、王宮の門前で、負傷者の救助に協力してほしいと、衛兵に嘆願していた。
任務放棄の罪を、自分の一命で償うと訴える彼に命を粗末にするなと声をかける男がいた。
財務官トマスであった。
トマスの働きかけで王宮の兵士が動き、重傷者たちの大半が命を取り留める。
エグモントはトマスの温情に感謝するとともに、期待を裏切ってしまったことを謝罪。
すると、トマスは、自国の監察官が『旅団』の軍需物資を着服していた事実を告白。裏切ったのはむしろ自分たちのほうだと詫びる。
そして、「もうひとつ、詫びねばならぬことがある」と言い、プレイヤー名たちを王宮内へと招くのだった。
トマスによれば、突如、女王の意向で『旅団』との提携解消が決まってしまったという。
そのきっかけとなったのは、『旅団』を追放せねばイングランド本土を攻撃するという、アルバ公の書簡だった。
トマスは、女王の心変わりを詫びつつも、団員の傷が癒え次第、早々にロンドンを発つよう、エグモントに告げるのだった。
部下を根無し草の境遇に追いやってしまったと、自責の念に駆られるエグモント。
フレデリクは、二枚舌で有名な女王には、いずれ裏切られる可能性があったのだと慰める。
そして、『旅団』が北海を去らずにすむよう、新しい係留港を探しに行こうと、プレイヤー名に持ちかける。
フレデリクによれば、ハンブルグ以北の街は、ハンザ同盟に加入していた自由港が多く、こちらの素性を問わず停泊させてくれる可能性があるという。
そこで、ひとまず北欧の港を片端から当たってみることに。
オスロにて、ようやく話を聞いてもらえることになった二人。
だが、街の商人の頭領格は、お尋ね者を停泊させる代価として、莫大な使用料を要求。
交渉は平行線をたどる。
フレデリクは、ひとまず街に残り、港の使用料を下げられないか、交渉してみるとのこと。
また、動きがあれば連絡すると言い残し、去っていくのだった。
60,000D獲得
交易名声100獲得
17章:海賊の財宝 †
アムステルダム港に入港してスタート
条件:16章終了から30日以上経過
- あらすじ
後日、プレイヤー名は、ミドルトン卿から呼び出しを受ける。
ロンドンに行くと、同様にフレデリクも呼び出されていた。
二人に仕事を依頼したいというミドルトン卿。
その仕事とは、財宝の運搬だった。
アフリカにてライザが討伐した海賊が、大量の財宝を隠し持っていたものの、量が多く運びきれないというのだ。
フレデリクは、寄港地を探すほうが優先だと言いこの仕事を断ろうとする。
すると、ミドルトン卿は取引を持ちかける。
もし、二人が仕事を引き受ければ、『旅団』のロンドン滞在を延長できるよう取り計らい、さらには莫大な成功報酬を保証する、と。
実は、これは女王からの入れ知恵だった。
自分で『旅団』を窮地に追いやっておきながら、弱みにつけこんで、こき使う。
したたか過ぎる女王のやり口に、フレデリクは、呆れ果てる。
しかし、今のところ、係留港を手に入れる目処も立っていない。
二人はひとまず時間を稼ぐため、仕事を引き受けることに。
港で会ったエグモントに、本国の独立派との連絡を絶やさぬよう頼むと、ライザが待つザンジバルを目指し、船を出すのだった。
ようやく、ザンジバルに着いたものの、ライザの姿は見当たらない。
出航所の役人によれば、ライザは、財宝はインドに隠されてると叫びながら、カリカットに向け出航したという。(ちょwwwライザwwおまっwwww)
カリカット地図右下の邸宅
カリカットに到着した二人は、ようやくライザと合流。だが、まだライザの手元に財宝はない。
なんでも、財宝はこの街の近くの入り江に沈んでいるが、そこに太守が別荘を建てたせいで、立ち入れないとのこと。^
フレデリクは、太守に立ち入りを認めてもらうため、街の宮殿へと向かう。
宮殿の門番に金をちらつかせ、取り次ぎを頼むフレデリク。
だが、これが逆効果だった。門番は激怒してしまい、一同は退散を余儀なくされる。
事態の悪化に、頭を抱えるフレデリクとライザ。
すると、そこに太った男がやってくる。
自分が口利きすれば、太守に話を通せると豪語する男の名はサンジャイ。
太守の命令で街の商売を取り仕切る、特許商人だという。
事情を聞いたサンジャイは、すぐに話をつけてくると約束。だが、その報酬として積み荷の5分の1を要求してくる。
ライザがこの条件をのんだため、一同は宿舎で待つことに。
しばらくの後、サンジャイがやってくる。さっそく太守と話をつけてきたという。
積み荷を引き上げる準備もすでに整っているとのことで、一同は港へと向かう。
なぜか客であるはずのプレイヤー名たちまで、引き上げを手伝う羽目になったが、無事、財宝の半分が引き上げられる。
サンジャイは報酬分の荷樽を受け取ると、ほくほく顔で去っていった。
残り半分の財宝は、ライザが居残って引き上げるという。プレイヤー名とフレデリクは、一足先に、ロンドンへの帰途につく。
冒険名声150獲得
18章:神の与え給いし †
- あらすじ
プレイヤー名とフレデリクがロンドンに着くと、『旅団』の団員たちが悲痛な面もちで、駆け寄ってくる。
イングランドが突然、『旅団』にロンドンからの退去を命じたというのだ。
二人は、詳しい事情を聞くため、酒場に向かう。
団員によれば、イングランド側の手違いで、本国の独立派と交わしていた書簡が、アルバ公の手に渡ってしまったとのこと。
『旅団』がいまだロンドンに隠れていることを知ったアルバ公は激怒し、焦った女王が『旅団』の追い出しにかかったというのが事の真相らしい。
再び流浪の身に戻ることを嘆く団員たち。
フレデリクは、苦渋の表情で、プレイヤー名に、財宝の荷樽を開けるよう頼む。
そして、財宝の半分を団員たちに渡すと、エグモントを連れて、オスロへ逃れるよう諭す。
団員たちが去っていった後、フレデリクは言う。『旅団』とネーデルランドを救うには、こうするしかなかったのだと。
プレイヤー名とフレデリクは、残った財宝を届けるため、ミドルトン邸へと向かう。
財宝の荷樽を差し出されたミドルトン卿は、一瞬何かに気づいた様子。
だが、何も言わずに受け取り、報酬を差し出そうとする。フレデリクはそれを受け取らず、素っ気ない挨拶をして、出ていってしまう。
200,000D獲得
「ユダは銀貨30枚と引き替えに主を裏切れり」
屋敷の外で、自嘲気味につぶやくフレデリク。
そこに、エグモントがやってくる。
「君という男を見損なったぞ」
エグモントはフレデリクに殴りかかる。フレデリクは、それをよけもせず受けると、こう言う。
「盗人になっちまうくらいなら、『旅団』の連中をのたれ死にさせてもいい、独立を諦めちまってもいい。おまえはそう言うつもりか・・・?」
返答に窮するエグモント。フレデリクは、続けてこう諭す。
「アレは、神が俺たちに与え給うた財宝さ。素直に使わなきゃ、そのほうが罰あたりってもんだ」
エグモントは苦悶の表情で、その場を立ち去る。
財宝を積んだ『海の旅団』はオスロへ向け出航。
到着すると、街の商人宅へと向かう。
財宝を受け取った商人の頭領格は、『旅団』の寄港をを快諾。
さっそく、哨戒に出かけようとすると、そこにイングランド国旗を掲げた船が接近してくる。
ライザの船だった。
フレデリクに対し、露骨な憤りを見せるライザ。用件を聞けば、女王からイングランドと『旅団』の再提携の話を預かってきたのだという。
だが、フレデリクは、女王が今まで『旅団』にしてきた仕打ちを並べ立てて、申し出を一蹴。
『旅団』は、イングランドを信用していなければ必要ともしていないと、冷たく突き放す。
すると、ライザはいよいよこらえ切れなくなり、フレデリクの盗みを糾弾しはじめる。
だが、フレデリクは、手段を選んでいられなかったと、悪びれもしない。
「盗人猛々しいとはこのことね」
そう吐き捨てたライザは、憤懣やる方ない様子で帰っていくのだった。
そこにやってきたエグモントは、フレデリクとライザの決裂を心配する。フレデリクは答える。
「アルバ公との戦いが本格化する大切な時期に、あのじゃじゃ馬が居座っては困るだろう」と。
エグモントは、さっきの冷淡な態度が、ライザを戦いに巻き込むまいとする、フレデリクなりの配慮だったと悟り、その不器用さに苦笑する。
そして、来る戦いに向け軍備を整えておくようプレイヤー名に伝えると、哨戒へと出かけていくのだった。
軽量鉄板獲得
終了から30日以上経過
アムス港前に(!)付き商人
後日、プレイヤー名は、アムステルダムの街角で、総督官邸の役人が自分を捜していると聞かされる。
さっそく、官邸へ赴くと、総督の部屋へと通される。総督はプレイヤー名に、エグモントを連れてくるよう命じる。
オスロ酒場に旅団メンバー
総督官邸への出頭命令を聞いた『旅団』の団員たちは、総督が、もしやエグモントを捕らえようとしているのではと、疑いを拭いきれない様子。
だが、フレデリクはせっかくの機会だから会ってやろうと主張。
プレイヤー名と二人で護衛し、アムステルダムへ向かうことに。
ついに、郷土への帰還を果たしたエグモント。
その姿を見た街の住人たちは、本物だとはにわかに信じられない様子。
総督官邸に出頭すると、総督は『旅団』の関係者に、長らく苦労をかけてしまったことを陳謝。
そして、ネーデルランドの自治独立のため、北部7州で連盟を結び、一斉蜂起すると、秘めた計画を明かす。
『海の旅団』は、この一斉蜂起を海上から支援することが決まる。
200,000D獲得
総督が、遂に独立に立ち上がる――。
エグモントは、感無量の様子。
プレイヤー名とフレデリク、エグモントの三人は、一斉蜂起までの間、イスパニアに動きを悟られぬよう、別行動をすることに。
集合は一ヶ月後、アムステルダムの港。
必ず総督の計画を成功させようと、三人は堅く誓い合い別れるのだった。
19章:武門の努め †
- あらすじ
後日、プレイヤー名がアムステルダムに戻ると、すでに戦いは始まっていた。
突然の武装蜂起にイスパニアの駐留軍は為す術もなく撤退。計画は予定通り進んでいるという。
『旅団』とプレイヤー名たちもまた、沿海警備の任に当たるため出撃する。
イスパニア海軍を駐屯軍と合流させぬよう、10日間、沿海に防衛戦を張るプレイヤー名たち。
だが、その10日の間にイスパニア艦隊は遂に姿を見せることはなく、エグモントはいぶかしむ。
そんな彼の疑問をよそに、アムステルダムの住民たちは、祖国が独立への第一歩を踏み出したことに歓喜していた。
『旅団』の一同はその光景に胸を熱くする。
そこに総督官邸から使者がやってくる。
総督がつかんだ情報によれば、武装蜂起当日、アントワープにはイネスの艦隊が駐留していたが、セビリアへ帰還してしまったという。
なぜあのイネスが駐屯軍を助けずに、本国へ戻ったのか、一同はまったく解せない。
イスパニア側の真意を探るため、総督はプレイヤー名とフレデリクに、セビリアへの潜入を命じるのだった。
支度金100,000D獲得
セビリアに到着したプレイヤー名たち。フレデリクは、イネスに接収された自分の船を発見。だが、船内に立ち入ったところで、イスパニアの士官に見つかってしまう。
フレデリクは、なに食わぬ素振りで賄賂を差し出し、ついでに船の持ち主について話を振る。
すると士官は上官であるイネスについて、愚痴をこぼし始める。
何でも、彼女はフランドルから帰還して依頼、上官と揉めており、そのせいでいつにも増して、艦隊内の規律が厳しくなっているというのだ。
二人は、イネスと上官の対立について、詳細をしる軍の関係者を探すことにする。
酒場にて、ネーデルランド戦線の動向について、話をしている士官に遭遇。
その話に耳を澄ましていると、イネスがアルバ公の命令で強制的に帰還させられたことが判明。
だが、そこに当のイネス本人がやってくる。
彼女は、フランドルで敗走する陸軍の兵士たちを救出するため、アルバ公に出撃を願い出ていた。
だが、アルバ公は、陸軍上層部が宰相たる自分を蔑ろにしたことを理由に出撃を認めようとしなかったという。
体面にこだわり、同胞の命を顧みない、アルバ公の武人にあるまじき態度に怒りを覚えたイネスは命令を無視し出撃に踏み切るという。
「・・・だが、その前に、私のまわりをコソコソ嗅ぎ回るネズミどもを始末しておかねばな」
イネスは突如、プレイヤー名たちの方を振り向き、ナイフを投げる。
たちまち士官たちが二人を取り囲み、斬りかかろうとする。
だが、イネスは寸前のところで彼らを制止。
二人にエグモントへの伝言を依頼する。(俺をメッセンジャーボーイに(ry)
「これより我が艦隊は、フランドル駐屯部隊の救援に向かう。阻止したければ、正面から堂々とかかってくるがよい。このイネス、逃げも隠れもせぬ。お前たちを、徹底的に打ち破った後、兵たちを収容してくれるとな!」
死をも恐れぬイネスの気迫を目の当たりにした二人は、エグモントに事態を報せるべく、急ぎ帰路につくのだった。
冒険名声を200獲得
20章:相克する正義 †
- あらすじ
アムステルダムに戻ったプレイヤー名とフレデリクは、総督官邸へ急行する。
イネスの決死の覚悟を聞いたエグモントは、万全の体制を整えなければ、勝ち目はないと確信。
プレイヤー名にも加勢を依頼する。
フレデリクもまた、自分の船との戦いに決着をつけるべく、船を借りての参戦を決意する。
出撃準備をする一同の元に、イネス出現の知らせがもたらされる。思っていたよりも少ない艦数に勝機を見いだしたエグモントは、全艦に出撃を命令。
両軍は、ついにヘルデル沖にて激突する。
武装ジーベック&戦闘ガレオン4隻と戦闘(海の旅団加勢アリ)
名工の大工道具12個獲得
戦闘名声250獲得
死闘の末、ついに旗艦を拿捕。だが、捕虜となったイネスは不敵にも、こう言い放つ。
「武人としての務めは十分に果たした。これ以上お前たちの好きにはさせまいよ」
フレデリクは、負け惜しみともとれるその言葉にかすかな疑問を抱く。
帰還したフレデリクは、プレイヤー名の活躍のおかげで、ようやく船を取り戻すことができたと、深く感謝する。
一方、エグモントは、捕虜にしたイネスの処遇について話を切り出す。
旅団の中には、以前、インディアスでの戦いで仲間を殺され、彼女を怨む者も多い。そのため、彼女の身柄を総督官邸に移そうというのだ。
だが、フレデリクは気になることがあると言い、ひとまずイネスを酒場へ連れてくるよう頼むのだった。
連行されてきたイネスは、虜囚の辱めは受けぬと堂々たる態度で処刑を願う。
そんな彼女にフレデリクは「これ以上、お前たちの好きにはさせまい」とは、一体どういう意味で言ったのかと問う。
だが、イネスは、そろそろ「報せ」も届くころだと不敵に笑みを浮かべるのみ。
そこに、伝令の急報がもたらされる。
イスパニアの別動艦隊が突如出現し、駐屯部隊を追撃中の独立軍を砲撃。この隙に駐屯部隊に、まんまと撤退されてしまったという。
つまり、イネスは同胞の兵を逃がすため、将官自ら囮となって戦っていたことになる。
「一体なにが、あんたにそこまでさせる」
フレデリクは詰め寄る。イネスがこのまま死んだとしても、アルバ公は決して褒めはすまい。
むしろ、陸軍を陥れる機会を潰したと怒り、彼女から戦死の名誉すら奪うかもしれないのだ。
だが、イネスは凛然とこう言い放つ。
「国王陛下から預かった兵を、無駄死になど決してさせない。・・・これは私の将としての矜持だ」
そのあまりにも厳しい覚悟に、エグモントは戦慄を覚えるのだった
無駄口に付き合う義理はないと、改めて処刑を求めるイネス。
すると、突如、傍らにいた『旅団』の兵士が剣を抜き、襲いかかろうとする。
インディアスの戦いで仲間を殺されていた彼は、イネスの尊大な態度が許せなかったのだ。
しかし、切りかかる兵士の腕を掴み止める者がいた。エグモントである。
「この女は信じるもののために戦った。同氏たちの死はその結果に過ぎない」
それでも納得しようとしない兵士に、エグモントは拳を見舞う。
そして、『旅団』とイネス、それぞれが互いに相容れぬ正義を背負っているのだと諭し、おもむろに酒場の扉を開け放つ。
真の正義が『旅団』の側にあることを、身を以って証明するため、イネスを釈放しようというのだ。
フレデリクもまた、セビリアで見逃してもらった借りがあるとして、これに賛同。
イネスは、いつか逃がしたことを後悔させるとの捨て台詞を残し、去っていくのだった。
自分の勝手な行いをフレデリクとプレイヤー名に詫びるエグモント。
だが、フレデリクは、組織の束ね役である団長は少々傲岸不遜なくらいでちょうどいいと励まし、次の戦いの準備に出て行くのだった。
港前のフレデリクに話すとミズンゲルンボンネットを貰える
21章:封鎖艦隊 †
条件:20章終了時より30日以上航海
- あらすじ
後日、アムステルダムの港では、ネーデルランドの現総督が解任され、代わりにアルバ公が執政に就任するとの噂が流れていた。
もっとも、これは南部州とイスパニア側だけで一方的に可決した法令に尾ひれがついた噂に過ぎず総督は断固拒否する方針だという。
しかし、アルバ公がこの法令を盾に、ネーデルランド紛争の徹底鎮圧に乗り出してくる可能性も否めない。住民たちは、いささか不安に思いながらも『旅団』に最後の希望を託すより他なかった。
『旅団』の団員より、酒場へ来るようにと言伝されたプレイヤー名。
酒場ではエグモントとフレデリクが待っていた。
エグモントが入手した情報によれば、アルバ公はすでに国内外各地に駐屯させていた海軍艦艇を、アムステルダムへ向け、出発させたとのこと。
フレデリクは、今度こそイネスと決着をつけることになると意気込む。
だが、エグモントはそれが永久に実現しそうにないと告げる。アルバ公は帰還したイネスの軍籍を抹消し、身柄を拘禁。収監先すら不明だという。
エグモントは、イネスに名誉ある死を与えてやらなかった自分の選択を悔いる。
だが、フレデリクは言う。イネスはエグモントの言葉で釈放を受け入れ、処分覚悟で本国へ帰還した。つまり、イネスもまた彼女なり方法で己の信念を貫き、胸を張って生きようとしている。
そういう人間は、かつての自分たちと同様、どんな苦境からでも、這い上がってくるものだと。
その言葉を聞き、エグモントは少しだけ気が楽になった様子だった。
作戦の話題に立ち戻った一同。
アルバ公は、アムステルダムの表玄関であるゾイデル海に船を並べ、海上封鎖に出ようとしているという。
もし、海を封鎖された状態で長期戦となれば、資源の乏しいネーデルランドは飢えるしかない。
残された手が短期決戦しかないと踏んでいたエグモントは、すでに万全の手を打ってあると宣言。
封鎖艦隊を迎え撃つため、港に向かう。
だが、出撃するなり、エグモントは敵とまともにやり合わずに、ひとまず退却するよう命令。
今回の出撃は、あくまで敵の布陣を見るための出撃だという。
戦闘が始まると、封鎖線を構成する各地の艦隊が我先にと争って攻撃を仕掛けてくる。
重ガレオン1隻&戦闘ガレオン9隻と戦闘(逃走すれば勝利)
何とか逃げのびたプレイヤー名たち。
エグモントは、敵が各地から召集された艦隊だけに、指揮系統が混乱していると見抜いていた。
そして、敵戦力を分断し、混乱に乗じて撃破する策を思い立つ。
そこに突如伝令が駆け込んでくる。
イングランド船が、先ほどの戦いに乗じて封鎖線をくぐり抜け、入港を求めてきたというのだ。
船に乗っていたのはミドルトン家の者だった。
ライザがなにを血迷ったか、単艦でイスパニア海軍に突撃して、捕縛されたとのこと。(流石ライザ)
しかも、質の悪いことに、功を焦っての独断行動だったため、海軍からも救出を拒否されてしまいフレデリク以外に頼れる者がいないという。(当然だw)
あまりの無責任なライザの行動に呆れ返る一同。
だが、それでもエグモントは言う。
「行くんだ、フレデリク」(ΩΩΩ<な、なんだってー!!!)
財宝の一件で、『旅団』はライザに大きな借りがある。また、行かなかったことで、フレデリクに悔いを残してほしくない。
エグモントなりの友に対する配慮だった。
フレデリクは、次の総攻撃に乗じ、イスパニアへ向かうことに。
エグモントの策は見事的中。フレデリクは、無事敵封鎖線を突破し、イスパニアへ。
一方、プレイヤー名とエグモントは、指揮の乱れた敵艦隊を一挙に殲滅する。
戦闘(海の旅団加勢アリ)
名工の大工道具を10個入手
300000D入手
戦闘名声300獲得
祖国の歴史を切り拓く輝かしい勝利に、街の住民たちは歓喜の声をあげる。
『旅団』とプレイヤー名は、たちまち救国の英雄として祭り上げられるのだった。
そこに、総督官邸からの使者がやってくる。近日中に今回の勝利を祝し、式典が開かれるという。
出席を約束したエグモントだったが、その表情には一抹の不安が見え隠れしていた。
なぜなら、今回の戦いで、『旅団』側が蒙った損害は決して小さくはなかったからだ。
エグモントは、プレイヤー名に式典での再会を約束。
負傷兵の見舞いや、船体修理の視察のため、勝利の興奮冷めやらぬ港前を後にするのだった。
22章:大いなる責務 †
条件:21章終了から30日以上の航海
- あらすじ
先日の勝利を祝う式典のため、総督官邸へ招かれたプレイヤー名。
総督は、ネーデルランドの自治を守った、エグモントとプレイヤー名の活躍に礼を言い、二人に褒美を与える。
金30獲得
そして、参列者たちが、二人に賞賛の声を上げようとしたそのとき、突如、総督の間の扉が大きな音を立て、押し開けられる。
入ってきたのは、ただならぬ様子のフレデリクだった。騒ぎを避けるため、三人はひとまず部屋を出ることに。
フレデリクは、ライザ奪還の後、セビリア沖で、とある艦隊を見たという。
アルバ公私設艦隊。軍内造反者を始末するため、精鋭だけで組織されたという、イスパニア最強にして最悪の艦隊だった。
それが北に進路をとっていた。つまりは、アルバ公がついに、自らネーデルランド鎮圧に乗り出したことになる。
すぐに、迎撃準備にとりかかろうと促すフレデリク。だが、エグモントは動かない。
先日の戦闘で、『旅団』の主力艦は半数以上が航行不能。負傷した団員たちの傷も癒えていない。
まともにぶつかっても、勝算がないためだ。
そこで、フレデリクは市街戦を提案する。だが、エグモントは、街の住民に多数の犠牲者が出ることを理由に、これを拒否。
ひとつだけ勝つ方法があると言い、固く意を決した様子で、総督の間へと戻っていく。
総督になにか提案を持ちかけ、決断を促しているエグモント。
総督は早々に街から退去すると約束。
安堵した様子で去るエグモントの背を見て、こうつぶやくのだった。
「一人の命と祖国の独立・・・。やむを得ぬことか」
総督の間から出てきたエグモントは、プレイヤー名とフレデリクに外へ出るよう促す。
フレデリクは業を煮やし、なにをこそこそしているのかと、詰め寄る。
すると、エグモントは、自分の船の武装を解除し軍旗を降ろすよう団員たちに命じてあることを告白する。
それは、まさしく降伏の証だった。
フレデリクはにわかに信じられない様子。
エグモントは、静かにその真意を語りだす。
降伏は、あくまでアルバ公を誘い出す罠。
交渉が始まった瞬間に、フレデリクとプレイヤー名で『旅団』を率い、無防備なアルバ公に一斉攻撃をかけてほしい、と。
そして、攻撃の合図として、汚れたマントを見せる。全団長ホールンの末期の血が染み込んだ形見の品だった。
だが、そんな策を実行に移せば、丸腰のエグモントは、確実に命を落とすことになる。
フレデリクは友を諌め、こういう。^
「おまえは『旅団』を率いる男だ。その命は、おまえの勝手で捨てられるようなものじゃない」
エグモントは穏やかな口ぶりで答える。
指揮官以外の者が降伏を申し出たところで、アルバ公が出てくることはあるまい。
なにより、アムステルダムを失うことは『旅団』の存在意義を失うことと同じだ、と。
「だからこそ、私はいま自分に課せられた責務を全うしたい。このネーデルランドの人々が胸を張って生きていくための大いなる責務を・・・!」
愕然とするフレデリク。そこに、敵艦隊の襲来を告げる、街の住人たちの悲鳴が響く。
「たとえなにがあろうと、私たちの友情は永遠に滅びはしない・・・」
エグモントは決然と、戦いの場へ赴くのだった。
降伏の使者であるエグモントを乗せた船に、アルバ公の旗艦が近づく。
アルバ公は、驕り高ぶった様子で、アムステルダムの降伏を受諾。だが、エグモントの降伏だけは認めず、兵たちに処刑を命じる。
その瞬間、エグモント旗艦のマストにホールンのマントが翻る。
フレデリクは、躊躇しつつも、友の意を無駄にせぬため砲撃を命令。
敵艦隊の各所から火柱があがる。
逆上したアルバ公は、目前の『旅団』旗艦に砲撃を集中させる。エグモントを乗せた旗艦は、残骸を四散させ、海底へと沈んでいく。
「あいつのことだ・・・。こんなことで、くたばるわけがない」
フレデリクは、絶望を振り払うように、全艦隊に突撃を命じる。
重ガレオン1隻・戦闘ガレオン9隻と戦闘(旅団援軍アリ)
名工の大工道具15獲得
敵艦隊に斬り込んだプレイヤー名たちは、次々と護衛艦を撃破し、アルバ公の旗艦に肉薄。
ついに拿捕寸前まで追い込む。
だが、そこに新手の敵が現れ、二人の前に立ちはだかる。イネスの艦隊だった。
「なぜ、そこまでしてアルバ公に殉じる必要がある!」
フレデリクの問いかけに、それが自分の宿命だと答えるイネス。
重ガレオン1隻・重ガレー5隻と戦闘(旅団援軍アリ)
名工の大工道具15獲得
激しい戦いの末、ついにイネスを破った二人。
イネスは、すでにアルバ公が撤退したことを知ると、上官である彼を「父上」と呼び、最後まで武人の務めを果たしたことを誇りながら、死んでいくのだった。
激戦が終わり、港では生存者の救出が行われていた。だが、エグモントが乗っていた旗艦は絶望的とのこと。
街では、人々が再び『旅団』がもたらした奇跡の勝利に酔いしれている。
しかし、フレデリクはその歓喜の渦には目もくれず、友の亡骸を求め、凍てつく海へと戻っていくのだった。
戦闘名声400獲得
23章:輝ける日々 †
条件:22章終了から30日以上の航海
- あらすじ
ゾイデル海海戦からしばらくの後、アムステルダムの街は活況を取り戻していた。
人々は我先にと争いながら、港に商品を運びこんでいる。そのにぎやかすぎる様子に、出航所の役人も当惑を隠せない。
酒場近くの噴水前に『海の旅団』兵士出現
エグモント伯の指揮杖を入手!
酒場では、住人たちがアルバ公の罷免について噂しあっていた。
アルバ公は二度の敗戦で国王の不興を買い、フランドル執政と海軍総司令の任を解かれたという。
だが、奇妙なことに権勢欲の強いはずのアルバ公は、敗戦以来、宮廷に出ず領地にこもったまま。
解任を言い渡される際も、一言の弁解もしなかったという。
住人たちは、そのしおらしい態度も、きっとなにか企みがあってのことだろうと、気味悪く思うのだった。
酒場を出ると、総督の使者がやってきて、官邸へ来るよう命じられる。
先日の戦いの功績に恩賞を授けたいというのだ。
さっそく官邸へ向かったプレイヤー名。
だが、同じく招かれているはずのフレデリクは一向に現れず、バルネフェルト議長は、無作法者と腹を立てている。
総督の間にて、式典が始まる。
総督は、祖国存亡の危機を救った『旅団』の団員たちを、ネーデルランド正規海軍として取り立てると宣言。
プレイヤー名には、いずれ新世界の外洋へと進出する際に、先鞭をつける大任を与えることを約束する。
恩賞 1,000,000D入手!
式典が終わり、フレデリクに渡して欲しいと、総督直筆の書簡を預かったプレイヤー名。
フレデリクの屋敷へ行くと、アマリアがいた。
フレデリクがずっと留守をしているうちに、武器商人がすっかり板に付いた様子だった。
彼女によれば、フレデリクは最近、海にも出ず、日がな一日、酒を片手になにもせず過ごしているらしい。
居場所を聞くと、エグモントの墓だと答えるアマリア。途端に表情が曇る。
彼女もまた、エグモントの死がいまだに信じられないのだ。
戦没者の墓地へ向かったプレイヤー名。
「やれやれだ・・・。おまえさんにそう言われちゃ、かなわないな・・・」
フレデリクの声が聞こえる。だが、彼の前には誰もおらず、小さな墓碑があるだけだった。
総督の書簡を受け取ったフレデリクは、ざっと目を通すと、呆れた顔で突き返す。
総督は、フレデリクに「エグモントの意志を継ぎ海軍に入れ」と頻りに声をかけているとのこと。
だが、フレデリクにはそんな気はさらさらないため、のらりくらりと断り続けているという。
「まったく、呆れたものね」
そう言って現れたのは、ライザだった。
彼女は、フレデリクがネーデルランド海軍将官に推薦されたと聞き、祝いに来たという。
なぜ、名誉な話を断るのかと問われ、フレデリクは答える。
「俺はこれまで、いいヤツとしか商売をしてこなかった。エグモントにしろ、ホールンにしろな。・・・それと同じことでね。「俺」って武器を委ねる相手はキチンと選びたいと思ってるのさ」
彼は、エグモントが残した、この国の未来をしばらく見極めたいと思っているのだ。
ネーデルランドの住人たちは、今まで喰われる側にいた。だからこそ、復興を始めた今、喰う側に回ろうと必死になっている。
気付いたら、彼らがアルバ公と同じ過ちを繰り返すこともあり得る。
そのとき、フレデリクは敵に武器を売ることすら躊躇わぬつもりだという。
だが、女王に仕える士官であり、自分の出世しか眼中にないライザには、彼の祖国に対する思いはさっぱり理解できないようだった。
フレデリクは、久々に海を見に行こうとプレイヤー名とライザを誘う。
だが、ライザは任務に戻ると言って、帰っていく。
次に会うときは、敵同士になるかもしれないという、不吉な言葉を残して。
ライザが帰ったと知り、「薄情女め」と毒づくフレデリク。
ふと、空を見上げる。抜けるような澄んだ青空が広がっていた。
ホールン、イネス、そしてエグモント。
プレイヤー名とフレデリクは、戦いに散っていった亡き友たちの姿に思いを馳せる。
「・・・おまえらの分も、精一杯、胸を張って生きたい。そう思って出した結論だ。これで・・・。これでいいんだよな――」
フレデリクは、酒浸りの日々に別れを告げ、運び屋稼業を再開しようと決意。
彼らが生きた海へ、そして彼らが残した明日へ向け、再び漕ぎ出していくのだった。
海の旅団紋章獲得
以上です、おつかれさまでした。(短かっw)
攻略情報 †
6章で西地中海の入港許可証を入手したあと、バレンシアの交易商(道具屋脇)に話しかけ、50,000D渡す。
その後アムステルダムのフレデリク邸に行く。
7章で「海の旅団」が設立されたあと、アムステルダム沖でホールンに話しかけ、イスパニア艦隊と戦闘になる。
この戦闘ではプレイヤーは見ているだけでもいいが、ホールンが航行不能になってはいけない。
8章は7章の30日後にスタート。
プレイヤーとフレデリクはアレクサンドリアに医薬品を買いに行くため、東地中海の入港許可証が必要と思われる。
アレクサンドリアで交易所の隣にいる行商人に話しかけ、二つ目の選択肢を選択。
話したらアムステルダムに戻り、総督府に行く。
9章は8章の30日後にスタート。
アムステルダムの酒場で「海の旅団」の兵士と会話したあとフレデリク邸に行く。
海の旅団兵士はプレイヤーとフレデリクにジブラルタル海峡付近での船の行方不明について調査を依頼する。
セウタに行き、酒場で酒場マスター→海の旅団のリーダーと話し、次にロンドンに行ってライザと話す。
ライザとの会話が終わったらアムステルダムに帰る。
10章は9章からそのまま続く。
アムステルダムに帰ってフレデリク邸でイベントが進行したあと、フレデリクからプレイヤーに、ライザの兄が罠にはめられた真相の調査を依頼される。
出航所役人前にイベントマークつけたネーデルランド商人がいる模様。(伏線らしきセリフを言うので、話しかけるの必須?)
11章は10章からそのまま続くか、または名声値が必要かもしれない。
ロンドンで広場の中心にいる商人に話しかける。その後、酒場の看板娘と話し、王宮の衛兵と会話。「賄賂を1000Dよこせ」?
アムステルダムのフレデリク邸に行き、アマリアと会話。
西アフリカのカーボヴェルデにいるフレデリクに会うためには西アフリカの入港許可証が必要と思われる。
ネーデルの11章冤罪のころに、アムスに戻ると、港で医薬品が届いたことを喜ぶ会話イベントがありました。
その後、投資をしに総督府によると、議長に総督が話があると言われ、総督の下に・・・
『○○か
よくぞ来てくれた』
『近ごろはアルバ公とイネス殿が
内政に露骨に介入するように
なっておってな・・・』
『貴殿はエグモントと付き合いがあったな
『海の旅団』もこれまでのようには
活動できなくなると伝えてくれ』
『これは これまで街に貢献してくれた
○○への礼代わりだ
受け取るがよい』
で、60000Dを入手しました。
13章イベント履歴
- アムステルダム港に入港時にメッセージが出てイベント開始
- 広場に「!」付き若者が登場し、話しかけるとフレデリクが自宅に閉じこもっ
ている事を告げる
- ロンドンに行け、とは”ミドルドン邸で待つゴードン”のこと
- プリマス酒場にいる「!」付き船乗りが『広場に面したお屋がトマスの屋敷』と教えてくれます
- 商館で待つ男は広場から商館出航所に行く途中に登場
- 15日以内に財務表をトマスに渡したところで「天使の置き時計」と「交易名声100」を獲得
- 15日以内と言われても実際は関係なく文句言われながらも普通に進行するので置き時計はもらえます
- トマスから呼び出される条件は不明です、検証求む
- プリマスに自分から行かないとダメみたいです
- 日数は不明
- 航海日数で30日以上みたいです
23章
墓の行き方は教会前で吹き出し付き教区牧師に話しかけると行けます
重要人物 †
- フレデリク(運び屋)
- ホールン(独立運動組織指導者)
- イネス(イスパニア軍人)
- エグモント(政務官)
- アルバ公(イスパニア重臣)
- アマリア(ホールンの妹、エグモントの元恋人)
- ライザ(英国軍人)
- ウィリアム(ライザの兄、英国軍人)
- ゴードン(ウィリアムの部下、英国軍人)
- キリングリュー伯爵(英国女王の側近)
入港許可証 †
北大西洋:300で入手 西地中海:800 東地中海:2500 アフリカ西部:5000
アフリカ南部:7500 カリブ:10000 アフリカ東部:12000 紅海:14000 インド:16000
2006/10/18
名声合計10000でカリブ、12000でアフリカ東岸、14000で紅海の入港許可でました。(B鯖)
2007/1/20
E鯖も↑に同じく10000でカリブ、12000でアフリカ東岸でした。
2007/7/20
N鯖でインド洋16000で出ました。